有害なホルムアルデヒドを99%分解
お問合せは「お問合せ」ページかお電話にてお願いいたします。
電話:042-770-7750
2007年12月18日 日刊工業新聞掲載 有力企業の製品・技術 VOC排出抑制対策


アムコテクノロジーは、塗料に混ぜることでホルムアルデヒド排出を抑制する添加剤「ホムトールS-C1」の製造販売を手掛ける。2年ほど前、大手塗料メーカーが同添加剤を採用。現在では多くの大手塗料メーカーと取引関係を持つ。
今年の9月には、経済産業省の外郭団体「日本塗料検査協会」に、大気中の残留ホルムアルデヒドに対してホムトールS-C1の効果測定を依頼。同添加剤を添加したアルキド樹脂系塗料の施工後に、大気中に残留するホルムアルデヒドの変化値を調べた。その結果、塗料からのホルムアルデヒド排出がないのはもちろんのこと、大気中に約3ppmあったホルムアルデヒドが、3日後には約9割減少。さらに、同実験の減少カーブから時間の経過とともに、残留濃度はゼロになると見られる。
2007年10月19日 日刊工業新聞掲載 試行錯誤実り事業順調

アムコテクノロジーは、塗料に混ぜることでホルムアルデヒド排出を抑制する添加剤「ホムトールS1」の製造販売を手掛ける。社長の吉田多加志氏は不動産業の経験から、住環境におけるホルムアルデヒドが人体に及ぼす影響に着目。「塗料に混ぜ、ホルムアルデヒドを分解する物質はないものか」と考えたのが同社設立のきっかけだった。
当初は試行錯誤の連続だったが、「2年前に大手塗料メーカーに正式採用された」(吉田社長)ことがきっかけで事業が軌道に乗った。現在では「大手塗料メーカーの多くと取引がある」(同)という。
9月には、経済産業省の外郭団体「日本塗料検査協会」への依頼試験で「『ホムトールS1』を混ぜた塗料を施工することで、大気中に残りやすいホルムアルデヒドの大幅低減効果」(同)が確認された。
2006年10月8日 神奈川新聞掲載記事 ざ・社長 研究開発は社会奉仕 塗料から有害物質を除去

人生が変化に富んでいる。東北地方の大学工学部を出てプラスチックメーカー、鉄鋼メーカー、建設会社のサラリーマンを経験、五十歳の時“脱サラ”。住宅の建設販売を手掛ける会社を立ち上げた。「気が短いのでサラリーマン時代は上役とうまくいかなかった」と話し、二十五年間経営の先頭に立った。「年間六十棟の販売をしていたが、お客の中にアトピーやぜんそくといった家族がいることを知った」。そこからエコハウスを造ることを目標にした。
サラリーマンだった長男を後任の社長にして“環境”に取り組み始め、研究に苦労を重ね、県産業技術総合研究所(現・県産業技術センター)と共同研究、ホルムアルデヒド除去の塗料添加剤を開発した。七十五歳のときに同社を創立。「建設会社は無借金経営だったし、バブルも察知して事業を縮小していた。アパートやマンションの個人所有は約百室あるので、資金を考えず研究が出来る」と話す。
取引の第一号は厚木市内に本社がある塗料メーカー。「新聞報道を見て問い合わせてきたが、思い切って採用したからメーカーの売り上げが伸びた。当方も現在続けている原動力になった」と振り返る。製品への自信もある。「メーカーも解決できないものを解決した。県内でも自慢できるベンチャー企業」
添加剤は塗料1リットルに対し、1〜3%ほどのわずかな量を使用する。屋内塗料のすべてが対象だが「それぞれに特徴があり、商品(塗料)に合わせた添加剤を研究する。サンプルを取り寄せ数値を調べ、試験をする。メーカーによっても配合が違い、すべてオリジナルとなる」。
全国には二百八十社の塗料メーカーがあり、現在取引しているのは十社で「まだまだ販路は広い。塗料業界の売り上げは一兆二千億円ぐらい、うちトップメーカー二社で四割ほど占めているが、一社とは取引をしている」と話し、全塗装メーカーとの取引を狙っている。
欧米の住宅はペイントだが、日本は壁紙が主流。そのため「壁紙も研究したが平方b当たり百円前後。もうからない」と話す。今後については「接着剤や粘着剤などに有害物質を含んだ製品もあるし、車や家電製品にも使ってほしい。メーカーの役に立ちたい」と言い、現在は自動車の焼きつけ塗装を研究中とか。
「製造メーカーになるつもりはない。研究開発だけ」としているが、悩みは研究室の狭さ。「大学院を出た研究者の二人で研究しているが、暗室などを備えた研究室を設け、研究者もあと二人ほど必要。利益があって初めて雇える」と事業を軌道に乗せる意欲は十分。岩手県出身。横浜市港北区に要介護2の妻(77)と暮らし「家事もやりますよ」。現在については「建設会社のときもうけたので金の苦労はない。道楽であり社会奉仕でボランティア」と言い切る。
2006.3.24 日刊工業新聞 ホルムアルデヒド除去剤 塗料メーカー向け拡販 VOC排出規制が追い風

【厚木】アムコテクノロジー(神奈川県相模原市、吉田多加志社長、042-770-7750)は、塗料メーカー向けにホルムアルデヒド除去剤「ホムトールS-C1」を拡販する。中堅メーカー複数社の採用に続き、関西ペイントからも大口注文が決まった。日本ペイントからも採用が有力という。塗料業界は揮発性有機化合物(VOC)排出抑制制度に沿って溶剤削減に動いている。これを追い風に積極拡販し、07年6月期に2億円の売上高(06年6月期見込みは4000万円)を目指す。
アムコテクノロジーのホムトールS-C1はエチレン尿素など4種類の成分からなる。塗料のホルムアルデヒド排出量に応じて、塗料の1〜3%にあたる量を混合して用いる。神奈川県産業技術総合研究所や塗料メーカーの試験では、1リットルあたり0.12mgのホルムアルデヒド排出が同0.05mgに減少する効果が見られた。建築基準法などの法規制で室内塗料として使用が可能な、同0.1mg以下の排出基準をクリアする。価格は1リットル2000円以上を予定している。ホルムアルデヒド除去剤は塗料メーカーごとに塗料組成が異なるため、それぞれに合った除去剤を開発する必要がある。塗料業界はVOC排出抑制制度に沿って、自主規制で溶剤削減を進めている。だが「溶剤フリーのアルキド樹脂などの導入では、ホルムアルデヒド排出抑制の決め手にはならない」(吉田社長)という。
2005年2月22日 日刊工業新聞掲載 ホルムアルデヒド抑制 塗料向け添加剤を開発 アムコテクノロジー

【厚木】アムコテクノロジー(神奈川県相模原市、吉田多加志社長、042-770-7750)は、塗料に添加する油性と水性の酸化重合型の乾燥剤に関して、同乾燥剤のホルムアルデヒドの発生を抑制する溶剤添加剤を開発、本格発売した。ホルムアルデヒドの放出量を1リットル当たり0.1mg以下に抑制する。塗料は建築基準法の四つ星(無制限に使用可能)の基準を満たしており、屋内での使用が可能になる。
酸化重合型の乾燥剤は「揮発性有機化合物(VOC)を発生する溶剤を削減するために塗料への利用が見込まれている」(吉田社長)という。しかし、塗料に酸化重合型の乾燥剤を配合するとホルムアルデヒドが発生し、屋外でしか使えない。
新開発した溶剤添加剤は塗料全体の1−2%混ぜるだけでホルムアルデヒドの抑制効果を発揮する。同社が発売している溶剤添加剤「ホムトール」の原材料の配合を変更した。従来品はエチレン尿素にアミンと金属塩を配合したが、新製品はアミンを取り除き、新たに酸化物系の触媒を加えた。すでに、大手塗料メーカー2社への採用が決まった。
酸化重合型の乾燥剤を配合した塗料はパソコンやユニットバスの資材などの塗装など、幅広い分野で使用されている。アムコテクノロジーは今後ニーズが広がると見て、06年1月期に売上高5億円を見込んでいる。
2005年2月10日 化学工業日報掲載 アムコテクノロジー 微量でVOCを分解 酸化重合型塗料用添加剤を開発

環境ベンチャーのアムコテクノロジー(神奈川県相模原市、吉田多加志社長、電話042-770-7750)は、ホルムアルデヒドを低減する酸化重合型塗料用添加剤を開発、販売開始した。塗料に数%添加するだけで、ホルムアルデヒドのほか揮発性有機化合物(VOC)も吸着分解する。塗料などの種類に応じて処方した各種添加剤を揃えており、シックハウス症候群対応製品として市場に展開する。
アムコテクノロジーはエチレン尿素などを原料とするホルムアルデヒド低減剤を神奈川県産業技術研究所と共同研究し、開発製品「ホムトール」を2003年秋から販売している。塗料や接着剤、粘着剤に1〜2%添加するだけで、建築基準法のホルムアルデヒド放散規制で使用制限を受けない製品等級の「F☆☆☆☆」にできるという。
酸化重合型塗料用添加剤はホムトールのシリーズ新製品で、アルキド樹脂系などの油性塗料やワニス向けがメーンターゲット。ホルムアルデヒドのほか、特定のVOCに対しても効果を発揮するという。塗料の種類や顧客ニーズに応じて配合を変える。すでに一部の塗料メーカーへ供給を始めた。
シックハウス症候群対策として2003年7月から建築基準法によるホルムアルデヒド放散規制が始まり、規制対象物質が今後拡大される方向にある。居室内環境にかかわる塗料や接着剤などはホルムアルデヒド規制をクリアするF☆☆☆☆製品が主流になっているが、油性系塗料では今後のVOC規制への対応が難しい。アムコテクノロジーではこうした動きをにらんで製品を拡販する。 同社ではホムトールのほかに、ホルムアルデヒド発生源に吹き付けるスプレー「環境万歳」も製品化している。
2004年10月1日 相模経済新聞掲載 ホルム対策スプレ韓国販売 アムコテクノロジー年間5万本見込む

環境関連製品の製造販売を手掛けるアムコテクノロジー(株)(相模原市西橋本5-4-30、さがみはら産業創造センター内、吉田多加志社長)は9月からホルムアルデヒド対策のスプレー「環境万歳」の販売を韓国で始める。
同製品は壁や建材などにスプレーを吹きかけ約2時間で室内のホルムアルデヒドを99%吸収、分解するもので、(社)日本塗料工業会認定の審査基準で、4つ星を取得している。国内では3月から代理店などを通じて販売を展開している。
韓国は近く、同物質を排出する建築資材の使用が制限される見通しで、こうした動きを背景に年間5万本の販売を見込む。7月に総代理店契約を締結した(有)昌生コーポレーション(大阪市)が同国での販売を行う。販売価格は420mlタイプで3万ウォン(3,000円)に設定する。吉田社長は「韓国のホルムアルデヒドに対する認識や排出規制レベルは日本以上に厳しいため、ニーズは十分にある。今後は、中国などへの販売も検討していきたい」と話している。
2004年8月20日 日刊工業新聞掲載 ホルムアルデヒドを分解 アムコテクノロジー韓国でスプレー剤販売

【厚木】アムコテクノロジー(神奈川県相模原市、吉田多加志社長、042-770-7750)は9月から、ホルムアルデヒドを99%吸収、分解するスプレー剤「環境万歳」を韓国で発売する。同国ではホルムアルデヒドを排出する建築資材の使用が制限される見通しで、同スプレー剤の需要があると判断した。年間5万本の販売を見込む。
韓国での販売にあたり、住宅関連資材販売の昌生コーポレーション(大阪市福島区)と総代理店契約を締結した。同代理店が韓国での販売を一手に引き受ける。価格は420ミリリットルタイプで3万ウォン(3,000円)に設定する。今後は、中国や台湾での販売も検討する。
ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因物質のひとつとされており、日本では建築基準法などでホルムアルデヒドを発散する可能性のある建材の使用が制限されつつある。
吉田社長は「韓国は日本以上にホルムアルデヒドの排出規制が厳しくなる」と説明する。同スプレー剤は3月に日本国内で発売した。壁や建材に吹き付けるだけで、約2時間でホルムアルデヒドを吸収、分解する。日本塗料工業会認定の審査基準で、無制限に使用可能な建築材料として、四つ星を取得している。
2004年3月10日 日刊工業新聞掲載 ホルムアルデヒド99%分解 スプレー材を本格販売 アムコテクノロジー

【厚木】アムコテクノロジー(神奈川県相模原市、吉田多加志社長、042-770-7750)は、ホルムアルデヒドを99%吸収、分解するスプレー剤「環境万歳」を本格販売する。販売について、インテリア機器関連の極東産機(兵庫県龍野市)と建設関連のミルックス(東京都中央区)の2社と代理店契約を結んだ。両社の全国ネットワークを活用し、年間12万―13万本の販売を目指す。価格は420ミリリットルタイプで3,000円。
極東産機はインテリア用品や畳、カーテンの製造、販売を手がけている。北海道から九州まで全国に10ヵ所余りの営業所を設置しており、同営業所を活用して建築関連企業に販売する。
一方、ミルックスは清水建設の全額出資の子会社。全国に約30ヵ所の営業拠点を持っており、同社の建築関連会社に売り込む。また、都内のホームセンターでも販売する予定。
アムコテクノロジーは03年秋にホルムアルデヒドを吸収、分解するスプレー剤を開発した。同製品は壁や建材に吹き付けるだけで、約2時間でホルムアルデヒドを吸収、分解する効果を持つ。2月末にホルムアルデヒドの発散量を表す塗料工業会認定の審査基準で、無制限に使用可能な建築材料として四つ星を取得。その結果、今回の販売代理店契約にこぎつけた。
2004年 日刊工業新聞掲載 老境しり目に夢を追う 意気揚々と第三の人生

75歳で環境ベンチャー企業、アムコテクノロジー(神奈川県相模原市)を創業した吉田多加志社長。かつて不動産会社の経営者として成功しただけに、裕福な老後を過ごすだけの蓄えは十分にあった。同世代の多くが老後の生活を満喫しているなかで、吉田は経営者として苦難な道を再び選択した。以前から抱いていた「人と環境が調和するモノづくりをしたい」という目的を実現するためだった。
吉田の経歴は異色だ。学校卒業後、大手材料メーカーの研究者として平凡なサラリーマン生活を送っていたが、55歳を過ぎたとき「父親として家族に大きな財産を残したい」と考え、横浜で不動産会社を設立。その後は会社経営に奔走、バブル崩壊の影響を受けることなく堅実経営を続けた。そして昨年1月「財産」を長男に託し、アムコテクノロジーを創業。“第3の人生”をモノづくりにかけることにした。シックハウス症候群の原因物質の一つとされるホルムアルデヒド。会社設立後、吉田がまず着目したのはこれだった。研究の末、同物質を99%吸収・分解する添加溶剤「ホムトール」を開発し、脚光を浴びた。今では同製品のさらなる普及のために、自ら外回り営業をこなす。「将来は上場も視野に入れ仕事と研究に打ち込んで行きたい」と、今年で喜寿を迎えた吉田は意気揚々と“夢”を語る。
2003年12月10日 相模経済新聞掲載 アムコテクノロジー ホルム対策スプレー販売 99%を吸収分解

健康と環境をテーマにした製品の製造販売を手掛けるアムコテクノロジー(株)(相模原市西橋本5-4-30、吉田多加志社長)は11月26日、ホルムアルデヒド対策のスプレー「環境万歳」を発売した。
壁紙、クロス、ボードなどに吹きつけるだけでシックハウス症候群の原因物質とされているホルムアルデヒドを吸収、分解、除去する製品で、同社がこれまで手掛けてきた技術を応用し開発した。環境改善関連でははじめての市販向け商品。
県産業技術総合研究所の試験では気中濃度30.56ppmの空間を2時間で0.40ppm、18時間で0.06ppmに改善し、99.8%の吸収分解を達成した。
7月に施行された改正建築基準法では0.08ppm以下にすることが定められていることから、ホルム対策は業界のみならず一般の家庭の間でも関心が高まっており、市販化にはこうした背景がある。また、同法の審査では四つ星の認定(最高位)も受けた。
主成分はエチレン尿素とエチレングリコールで、消臭効果もあるという。「試験結果が示すように約2時間でほとんど除去してしまう即効性が大きな特徴」と吉田社長。
容量が420mlで約10uの塗布が可能。販売価格は3,000円。また、コンプレッサーにより吹き付ける業務用の18kg入り原液も同時発売した。販売目標は初年度約2億円。量販店を軸に代理店や通販などで拡販に努める一方で、特許も申請。同社長は「シックハウス、シックスクールなどでなやんでいるひとはまだまだ多い。そういう人を助ける商品となれば」と話している。
2003年12月2日発行 ザ・リフォーム掲載 ホルムアルデヒドを吸着分解

アムコテクノロジー(神奈川県相模原市、吉田多加志社長)は、ホルムアルデヒドの吸着、分解する塗料原料「ホムトール」を5月に販売した。同商品は5年前から研究されているものだ。これは、今年7月の建築基準法に先駆け販売。市販の水性ペンキに重量比1〜2%ホムトール溶液を添加し塗る有害なホルムアルデヒドを吸着分解して0.05ppm以下に改善する機能がある。同社は99年より神奈川県産業技術総合研究所と共同でシックハウス症候群対策用の溶剤および添加剤の研究に取り組んできており、今回の新製品はその集大成となったものだ。来年にはエンドユーザー向けとして「環境万歳」を販売。エアゾールスプレーで、壁や建材に直接噴射するだけでホルムアルデヒドを分解。将来的にはホームセンターでの店頭販売も行う考えだ。
2003年11月号 テレコムフォーラム掲載 おもしろ研究室 ホルムアルデヒドを吸着・分解し住まいの環境を守る「ホムトール」

日本の住宅は、かつては夏の高温多湿な気候に適した、風通しの良いつくりであった。しかし、近年は冷暖房の完備とともに窓や戸がアルミサッシになり、機密性が高い構造になっているため、自然に換気される量が減少している。また、建材や内装材、家具には、空気汚染物質を放散しやすいものが多用されている。こうした状況により、現代の住宅では、慢性疲労・思考力の低下や、頭痛、注意力・意欲の低下、睡眠障害、イライラ・怒り・感情の爆発などのさまざまな症状があらわれる「シックハウス症候群」が発生しやすくなるとされている。
シックハウス症候群の原因物質のひとつであり、発ガン性もあるホルムアルデヒドは、合板を使った建材や接着剤、家具などによく利用される化学物質だ。特に、建材や家具など新しいものほど、ホルムアルデヒドが室内に多量に放散される傾向がある。
このホルムアルデヒドを吸着・分解する新塗料「ホムトール」を開発したのが、環境関連ベンチャーのアムコテクノロジーだ。ホムトールは添加剤の一種であり、主成分はエチレン尿素。外観は無色透明の液状、pHは9前後であり、水やアルコール類などで容易に薄めることができる。これに、金属塩やエチレングリコールなどの原料を一定の割合で配合する。ペンキやフローリング剤、接着剤などに1〜2パーセント程度の割合で混ぜることによって、95パーセント以上のホルムアルデヒドを、無害な水と二酸化炭素に分解することができる。しかも、1回の使用で効果は2年以上持続するとされているのだ。
「エチレン尿素で、ホルムアルデヒドが分解できることは分かっていました。ただ、エチレン尿素だけでは、商品化できるほどの納得いく分解能力というものは得られないのです。そこで、化学反応を活性化させてホルムアルデヒドの分解を飛躍的に促進させるような触媒はないだろうかと考えたわけです」
アムコテクノロジー代表取締役の吉田多加志氏は、そう語る。吉田氏は自分自身の手でさまざまな原料をとりよせ、独自に実験を繰り返してきた。その結果、金属塩、エチレングリコールなどいくつかの物質をある特殊な組み合わせで加えたときに、ホルムアルデヒドが二酸化炭素と水に分解される反応が劇的に促進されることを突き止めたという。
ホムトールの性能評価は、神奈川県産業技術総合研究所が行った。低減性の試験では、約11リットルのガラス容器の中に試料(ホムトールの入った塗料を塗ったもの)とホルムアルデヒドを含む調整空気を封入し、一定時間おいた後に気中濃度を測定した。その結果、温度20度、湿度50パーセントの条件のもとでホルムアルデヒド初期設定濃度約7.4ppmとしたとき、ホムトールの場合4時間後に0.05ppmまで低減し、24時間後には測定不能となった。他社のホルムアルデヒド除去塗料の場合は、4時間後で1.07ppm、24時間後に0.04ppmであり、両者を比較しても、ホムトールの優れた低減効果が実証されたことになる。
「ホルムアルデヒドの分解反応が飛躍的に高まるのは、ホムトールに含まれているある成分が触媒として働くからだと私は考えています。その成分が具体的に何かというのは、現在特許出願中という理由でまだ公表できる段階ではありません。ただ、それはそれほど特別な物質というわけではないのです。むしろ化成品業界にとってはごくありふれた、どこにでもある原料のひとつに過ぎないくらいです」
ホムトールを開発した吉田氏だが、意外なことに出身は化学の研究者でもエンジニアでもない。上場企業(メーカー)を50歳で脱サラした後、不動産業者として独立。建売建築の仕事などに関わるうちに居住空間の環境問題に関心を持ち、まったく独自に自宅で実験・研究を行うようになったのだという。
「だから私は、決して化学の専門化ではないんですよ。ただ、昔からどんなことでも思いついたらすぐに実行してみなければ気がすまない性格なんですね。ホムトールの件でもそうでした。これとこれを混ぜ合わせてみたらどうなるだろう?と閃いたら、とにかくやってみる。そうして得られた結果が第一なのであって、その現象を理論化するのは後回しでもいいと考えてしまいます。ホムトールの性能試験では、こんなもので本当に効果があるの?といつも最初は半ば疑いの目で見られますが、効果は実証済みです。なぜホムトールがこれほど効果的なのか、本当のメカニズムは私にもよく分かっていませんし、それは他の専門家の方にお任せしたいという立場なのです」
いわば「理論化学ではなく実験科学」というスタンスから実際に有用な発見が行われている点は、多くの研究者にとっても示唆に富むものといえるかも知れない。
今年の7月からは改正された建築基準法が施行され、すべての材料についてホルムアルデヒドの放散量に対して厳しい制限が課されている。アムコテクノロジーでは、塗料メーカー各社ごとに特徴が異なる機能性塗料に合わせてホムトールのブレンドを調整することで、常に最高水準のホルムアルデヒド分解能力を保つよう配慮。また、個人ユーザー向けに、さらに分解能力を高めたスプレータイプの製品を開発するなど、さまざまな取り組みをつづけている。環境重視の社会のなかで、ホムトールへの需要はますます高まって行くだろう。
2003年11月26日 読売新聞掲載 法改正ビジネスチャンスに シックハウス対策活況

ペンキに混ぜるとホルムアルデヒドの発散量を低減できる溶剤を販売しているのは、相模原市のベンチャー企業「アムコテクノロジー」。同社の吉田多加志社長は、不動産会社の経営で建売住宅の販売に携わり、シックハウス問題が深刻化する中、5年前に研究に着手。独学で専門書をひもときながら、県産業技術総合研究所(海老名市)と共同研究を進め、2年がかりで完成させた。昨年4月、大手塗料メーカーなどに売り込んだ際は、「今一つの反応」だったが、改正法施行後は「うちで作っているペンキに入れても効果はあるか」などとメーカーから問い合わせが増え、大手企業と取引できるようになったという。
2003年11月5日 エアゾール&スプレー産業新聞掲載 シックハウス対策塗料 ホルムアルデヒド吸着

アムコテクノロジー(神奈川県相模原市西橋本)は11月下旬、壁や建材に直接噴霧することでホルムアルデヒドを無害化する新塗料「環境万歳」を新発売する。
同塗料はホムトール。主成分にエチレン尿素を用い、浸透剤などを独自の配合で混ぜ合わせた水性のホルムアルデヒド除去剤。尿素がホルムアルデヒドを吸着して反応して無害化する。
神奈川県の外郭団体、県産業技術総合研究所が行ったテストによると、ホルムアルデヒド気中濃度が30.56ppmの場所に、ホムトール入りクリア塗料を使用すると2時間後に0.4ppm、18時間後には0.06ppm(99.8%の吸収分解率)となることが確認された。
今年7月施行の改正建築基準法ではホルムアルデヒドを0.08ppm以下にする必要があるが、同商品を使用すれば、壁や建材を交換する内装工事が不要になるなど、大きな需要が見込まれるという。
同製品は約2時間でホルムアルデヒドを吸収・分解する即効性のほか、1回の使用で効果が約2年持続する。1缶で約30平方メートルに塗布が可能としている。当面は住宅や建材メーカーなどを対象に販路を開拓していくが、将来的にはホームセンターでの店頭販売も目指す。
2003年10月8日 日刊工業新聞掲載 壁・建材のホルムアルデヒドスプレーし99%分解 アムコテクノ 内装工事不要に

アムコテクノロジー(神奈川県相模原市、吉田多加志社長、042-770-7750)は、ホルムアルデヒドを99%吸収・分解する、エアゾールスプレーを開発した。壁や建材に直接噴射するだけで、ホルムアルデヒドを無害化する。これにより、ホルムアルデヒド対策の内装工事などが不要になるという。11月下旬をめどに「環境万歳」という商品名で発売する。住宅や建材メーカーなどに売り込み、初年度1億円の販売を見込む。
新開発のスプレーは、主成分にエチレン尿素を用い、浸透剤などを独自の配合で混ぜ合わせた水性のホルムアルデヒド除去剤。価格は300ミリリットルタイプで1,500円。
約2時間でホルムアルデヒドを吸収・分解する即効性も高めたほか、一回の使用で効果が約2年持続する。300ミリリットルで約30平方メートルを散布できる。
改正建築基準法の施行後も、室内にホルムアルデヒドを発散する住宅やマンションが多いのが現状だが、こうした場所に対して、壁や建材を交換する内装工事を行わずに、ホルムアルデヒド対策が可能になるとしている。
当面は住宅や建材メーカーなどに販路を開拓していくが、将来的にはホームセンターでの店頭販売も行いたい考えだ。また、同社では製品の性能試験を神奈川県産業技術総合研究所に委託。初期設定濃度が30.56ppmのホルムアルデヒドをガラス容器に封入し、同製品を塗布したガラス板を設置。その結果、2時間後に0.4ppm、18時間後には0.06ppmに減少したことを確認した。
2003年8月6日 日刊工業新聞掲載 アムコテクノ ホルムアルデヒド95%分解 塗料向け添加溶剤開発 初年度1億円

【厚木】アムコテクノロジー(神奈川県相模原市、吉田多加志社長、042-770-7750)は、塗料などに混ぜるだけで、ホルムアルデヒドを95%以上吸収・分解し、無害化する添加溶剤「ホムトール」を開発した。9月から本格発売する。原料にエチレン尿素などを配合するといった特殊製法により実現したもの。このような製品は業界では初めてという。価格は油性タイプ(300g入り)で4,600円。塗料や住宅メーカーなどに売り込み、初年度1億円、3年後に2億円の販売を見込む。
新製品は、ホルムアルデヒドを発散するペンキやフローリング材、接着剤などに1〜2%程度の割合で添加して使用する。エチレン尿素のほか、金属塩やエチレングリコールなどの原料を一定の割合で配合する独自製法(特許出願済み)を施したことで、ホルムアルデヒドを大量に吸収・分解する特徴を実現した。1回の使用で効果が2年以上持続する。
使用する塗料などの種類に合わせ、油性タイプ(ホムトールS)と水性タイプ(ホムトールW)を用意。また、壁や建材に散布するだけで同様の効果を発揮する、使い勝手のよいスプレータイプも近く商品化する予定。
2003年8月1日 相模経済新聞掲載 油性ホルム吸着塗料を販売 アムコ・テクノロジーJIS審査で4つ星に

環境関連製品の製造販売を行うアムコテクノロジー(株)(相模原市5-4-30、吉田多加志社長)はホルムアルデヒドを吸収、分解、除去するホムトールの油性版を発売し、大手ペイントメーカーなど十数社から引き合いがあるなど好調な動きを見せている。
ホムトールはペンキの量に対し重量比2%分を添加し、混ぜあわせて使うもので、主成分のエチレン尿素がホルムアルデヒドを吸収し分解する。昨年5月から販売している水性ペンキ用同様、室内ホルムアルデヒド濃度7.4ppmを48時間後に0.05ppmにする実験結果を得ている。
従来の同製品に比べ水に強くはがれにくいため、床に塗るニスなどと混ぜ合わせるケースが多いという。商品名は「ホムトールS」で販売価格は1kg2,500円で、年間約7000万円の売り上げを見込んでいる。
ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因物質とされており、7月1日に施行された改正建築基準法で室内の0.08ppm以下にする必要がある。同法施行を前後に需要が高まり、取引先の塗料メーカーは同製品を使用した塗料で経済産業省のJISが審査するホルムアルデヒド発散建築材料の審査で、最高位の「4つ星」に認定された。
2003年2月27日 日経産業新 ホルムアルデヒド吸着分解

【横浜】環境関連ベンチャーのアムコテクノロジー(神奈川県相模原市、吉田多加志氏)は、シックハウス症候群の原因物質とされるホルムアルデヒドを吸収・分解する新塗料を開発した。今年7月に改正建築基準法が施行されて化学物質の放散規制が強まり、需要が伸びると見ている。住宅メーカーや塗料メーカーを中心に売り込む。
新塗料は「ホムトール」で、エチレン尿素と呼ばれる化製品が主な成分。壁に塗るペンキの量に対し、2%分を混ぜて使う。尿素がホルムアルデヒドを吸着して反応し、ごく微量の水などに分解して無害化するという。価格は18リットル入りで約65,000円。
2003年2月21日 日本経済新聞掲載 ホルムアルデヒド無害化 相模原の環境VB吸着する新塗料開発

環境関連ベンチャーのアムコテクノロジー(神奈川県相模原市、吉田多加志社長)は、シックハウス症候群の原因物質とされるホルムアルデヒドを吸着・分解する新塗料を開発した。今年七月に施行される改正建築基準法で化学物質の放散規制が強まるため、需要が高まると見ている。住宅メーカーや塗料メーカーを中心に売り込む。
新塗料は「ホムトール」。壁に塗るペンキの量に対し、二%分を混ぜて使う。主成分はエチレン尿素で、尿素がホルムアルデヒドを吸着して反応し、無害化するという。価格は18リットル入りで約65,000円。
神奈川県の外郭団体、県産業技術総合研究所が効果を測定した。ホルムアルデヒドガスを発生させた容量11リットルの容器にホムトールを塗ったガラス材を入れたところ、7.4ppmだったホルムアルデヒド濃度が48時間後に0.05ppmに低下したと言う。
実際に使うには、六畳間でふすま一枚分の面積の壁などに塗る必要がある。ホムトールを練りこんだ壁紙も販売し、初年度一億円の売上高を目指す。
ホルムアルデヒドは合板や接着剤などに含まれ、新築の家屋内で頭痛や吐き気などを引き起こすシックハウス症候群の原因とされる。
改正建築基準法では室内のホルムアルデヒド濃度を0.08ppm以下にする必要があり、塗料メーカーなどは基準に適合する塗料の開発に力を入れている。
2002年12月1日 相模経済新聞掲載 アムコテクノロジー ホルムアルデヒド除去へ 液体粉末 2品種を発売

健康と環境を改善する商品の開発、販売を行うアムコテクノロジー(株)(相模原市西橋本5-4-30、吉田多加志社長)はこのほど、ホルムアルデヒドを吸着分解するホムトールAと一立方センチメートルあたり3000個以上のマイナスイオンを発生させるホムトールSを発売した。
ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因物質とされており、厚生労働省などのガイドラインでは気中濃度を0.08ppm以下とする指針値が定められている。
ホムトールAは市販されている水性ペンキなどの塗料に重量比約3%を混ぜ合わせ、使用する液体。塗料自体から出るホルムアルデヒドを除去するとともに、室内にある家具やテーブルなどから発生するものまで吸収分解する。
神奈川県産業技術総合研究所は、同商品について気中濃度7.2ppmを48時間で0.05ppm以下に減らす効果があると報告している。
販売価格は100gのビンが24本入りで43,200円。300gは12本入りで36,000円。30kgのドラム缶は1缶12,040円。
一方、ホムトールSはホムトールAを添加した塗料に重量比約4%の粉末を加えることで、ホルムアルデヒドを吸着分解し、常時マイナスイオンを発生させる。精神の安定や帯電防止などに効果がある。価格は1kg入りが40,000円、10kg入りが320,000円。
このほか、ホルムアルデヒドを吸収分解し、焼却してもダイオキシンを発生させない壁紙も販売している。価格は一平方メートルあたり1100円。なお、同社は11月19日から22日までの4日間、東京ビッグサイトで行われたジャパンホームショーに出展し、同商品の展示を行った。今後は新築およびリフォーム会社などに向けて販路を開拓していく。
2002年10月20日 日相模経済新聞掲載 アルジトールで講演会開催 25日にアムコT

アムコテクノロジー(株)(相模原市西橋本、さがみはら産業創造センター内、吉田多加志社長)は10月25日午後2時からサンエールさがみはらで医療関係者による講演会を開催する。先に発売したマイナスイオン発生貼布材アルジトールの説明を兼ねて行うもので、元自治医科大学付属病院リハビリテーションセンター室長の谷岡淳氏と大極治療院院長の小林秀雄氏、ほかに整形外科病院院長の3人がリハビリからスポーツ疲労・障害まで講演、質疑応答の時間も設ける。また、販売代理店の説明も行う。参加希望者は同社TEL042-770-7750、FAX042-770-9419。
2002年8月20日 日刊工業新聞掲載 電子イオンが凝りをとる アムコテクノが鎮静貼布材

環境関連ベンチャーのアムコテクノロジー(社長・吉田多加志氏、神奈川県相模原市、042-770-7750)は、安定的に発生する電子イオンの働きで身体の凝り、筋肉痛の改善、血液の活性化、スポーツによる疲労回復効果を発揮する貼布材を開発、9月中旬から販売を開始する。当初は調剤薬局などで販売する計画だ。
新製品「アルジトール」は各種ミネラル鉱物などを利用する。それらをマイクロ(1マイクロは百万分の一)レベルまで微粉砕し、ペースト状に加工後、粘着材と混合。それを綿製の基布に付着させたもの。
「発生する電子イオンには血液の流れや細胞を活性化させる働きがある」(吉田社長)とし、腰痛、関節痛、冷え性、便秘改善効果も見られるという(特許出願中)。身体のハリや凝りなど違和感のある部分に貼って使用する。
約200人の高齢者中心に実施された医科大学でのモニター試験で、80%程度の人に肩こりや関節痛の鎮静効果が確認できたとしている。
また、貼付後、皮膚温が上昇したほか、血管の平均血流速や血流速度は15分程度経過すると貼付前と比べて、増速を確認、筋肉のハリや凝りに効果的なことが実証された」(同)。一方、心臓に大きな負担がなく血液の流れを助長する効果があると考えられるという。
一箱あたり円形状のパット24枚入り。価格は2000円を予定。初年度売上高5億円を見込む。同社は「環境と健康」をテーマにした製品開発を目的に2002年1月に設立された。資本金2000万円